28.03.16 bedeckt



豊洲で『ガールズ&パンツァー 劇場版』4DX版を体験してきた。
4DX開始当時はどこも満席で月曜すら座席予約ができない状態だったが、ひとつき経てばさすがに落ち着いていた。
それでも上映までに座席が埋まっているあたり、リピーターも多いのだろう。

さて初体験の4DX上映、今迄感じたことのない尻の快感、水しぶき、雨、お風呂のシャボン玉。
特にローズヒップ車のシーンは尻に快感を与える振動装置を突っ込まれたような快感だった。
尻に振動装置を突っ込んだ経験はないのだが。

リピート回数はもう数えなくなり、戦車の動きやシナリオに感激するわけではなくっているので、倦怠期に刺激を与えるような、そんなアトラクション体験だった。
立川の極上爆音、幕張のクリアサウンドとは違う、戦車道の振動を感じる上映。
音が響くわけではない、戦車がうごくと座席が動き、潮騒の湯でシャボン玉がわき、カチューシャの哀しみの雨やT型定規作成で水しぶきがかかるのだ。

バスか走ったり、ボコがボコボコにされたり、ミカの足踏みなり、そこまで揺れるかと思うほどに揺れる。
そう、バスがゆれるのであればソアラのドリフトも揺れる。
あのシーン、おれは完璧にツチヤのドリフトをサイドシートで感じていた。

映画は話も、映像も、音も楽しみたいのでシアターで集中して見たい。
そうあるべきで、そのための映画館の料金だと意識している。
ときおり「映画館で見なくてよかった」と思うものもあるが、それは続きを開いて。





劇パン4DXついでに『仮面ライダー1号』を見てきたのだが、つらい。とにかくつらい。
冒頭からマスタードのボトルを口に突っ込まれて呼吸ができないまま100分耐えろと言われたようだ。
このつらさ、地獄。上映中にシアターを出たくなったのははじめてだった。

なにも、どこにも感情移入できない。退屈な脚本、平面的な映像、ゲーム画面のようなアクションバトル。
『仮面ライダーゴースト』のテーマになっている「生命」については全て説教。『仮面ライダー』で脂ぎった笑顔を振りまいていた本郷さんからは想像できない。
これを日曜朝の現役ライダーとまとめたプロモーションをするのは、お子様ランチに白子の煮付けとあん肝が入ってるようなミスマッチさだ。

映画に熱心な友人は「珍味」と評した。全くその通りだ。万人向けではない。
スクリーンに映る藤岡弘、は本郷猛ではない。藤岡弘、だ。
『仮面ライダー』の映画としては史上最低といえるだろう。ただし『劇場に藤岡弘、を見にいった』のであれば充足できるだろう。俺は無理だ。

本郷猛は45年戦い続けた末、ボロボロの身体で“死んで”しまい、火葬されても不死鳥を象り蘇る姿は本郷猛が改造人間であることをわすれさせる展開だ。
劇中の1号も、長い戦いのなかで補修を繰り返した姿と見れば、あの太さと靭やかにくたびれた動き納得もできる。
ただ「本郷猛は改造人間である」ことがわかる描写がないので、1971年にTVで活躍した本郷猛ではない、まったく新しいパラレルなのかもしれない。

立花藤兵衛の孫娘に「猛」と呼ばせるのはなんだ。親しい間柄なのかもしれないが違和感だらけだ。
熟年男性の援助交際のようだ。せめて「本郷さん」か「猛さん」にならなかったのか。
桜舞い散る公園の中、真宮寺さくら(横山智佐)を追いかけるせがた三四郎のCMを見た時よりつらい。

さらにはなんだ。1号だけでは話が成り立たないのかゴーストが話を進める構成だ。
タイトルの『仮面ライダー1号』は主役でない。あらすじもギミックもすべて『ゴースト』のゲストだ。
慣れたスタッフが若手のやることに乗っかったような程度の低い内容に見える。

退屈なドラマの間にちょろちょろとショッカーが出てきてごちゃごちゃした乱戦を見せられるのは『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』や『キカイダー REBOOT』とまったく同じで、せっかく仮面ライダーに変身したところで、落ち込んだ気持ちがまったくもどってこないでいた。
場面転換も全部ブツ切りの素材をつなげたような構成で、前後のシーンからワープしている。
盛り上がりもカタルシスもあったもんじゃない。

『絶対に笑ってはいけない藤岡弘、』と考えれば、バンコクでの食事、ログハウスでの薪割り、生命ではなく猛を燃やしたり、宿題の答えの回答が回答になってないあたり、笑っていいとおもうが。
むしろおれはあの芸風が得意ではないのだということがわかった。
『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』の本郷さんも、なんか説教くさい体育会系の先輩になってたし・・・

エンディングもライダーチップスのほうの『レッツゴーライダーキック』の1番のあと、タイアップにしても意味がわからないデュエットソング。
と、メイキング集で、顎に引っかかったマスタードの瓶を噛み砕いたような結末だった。
上映前の広告に登場するガッチャマンのBGMは『ガッチャマンの歌』だってのにもう・・・

絶対に映画館で見ちゃダメだ。


by kenji_szmr | 2016-03-28 22:54 | diary


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