2016年 12月 29日 ( 1 )

29.12.16

映画鑑賞に対して熱心でないわたしは『パシフィック・リム』公開当時、まったく気にしていなかった。
それでも映画館に足を運んだのは、友人の勧めがあったからだと記憶している。
「太平洋からやってくる怪獣を相手にロボットが戦う実写映画だ」と紹介されれば、ボンクラ(おたくとかそういうのとは、違う、実年齢の割にガキんちょのようにはしゃげるタイプ)にとってたまらない一本だ、と。そう革新した。

映画は案の定ボンクラが大喜びする内容で、しかしこれをもう日本でやれる世界がないことに落胆もした。映画界の環境のちがいはどうしようもないのである。
映像から「恥ずかしい」がまったく排除されていて、監督の本作への自信を観客として全力で受け止めることができるような、共感できる部分の多い内容だったといえるだろう。
ロボットが好きか、といわれたら決してそれがすべてではなく、要素としてのロボットであり、ロボット(イェーガー)が存在することで成り立つ世界を大スクリーンで体感できたということは、31年の人生のなかでとびきりの時間の一つだろう。

そんな『パシフィック・リム』は日本国内のコアな盛り上がりに反して商品化は恵まれているとはいえない。
海洋堂のカプセルトイや、ネカの輸入トイがいいところだろう。
バンダイからアクションフィギュアやプラモデルが発表されることはなかったが、作りたいものをしっかり作って商売している模型メーカー、マックスファクトリーからついにチェルノ・アルファがリリースされた。

スケールは1/350、完成後のサイズは20センチを超える。
設計はダグラムシリーズも手がけているT-REX TOYSとなっており、組み立てやすさは抜群である。
20センチのロボットプラモデルに詰め込まれた息切れしないパーツ構成はガンプラが面倒だと感じる人間ですら感動するダイナミックでわかりやすくなっている。


ランナーの中に封じられたパーツは、たしかにそれはチェルノ・アルファの部品である。
劇中、アングルや影の影響で見られなかったディテールもオモチャであるプラモデルならではの再現がされ、知ることができる。
細かい色分けの必要がないデザインを活かしたフレームと外装の組み上げと、そしてマーキング再現デカールがパッケージの完成度を高めている。


「ガンプラが面倒」と言ったのは、「どうしても色分け再現やアクションポーズのためにパーツが細かくなってかつ目立つ場所にゲートがあって処理をちゃんとしてないとあちこちケバケバのガンダムができる」ということであって、面倒くさくないプラモデルなんてものはない。
ましてどこまで面倒にしなくていいかということも十人十色であろうが、このチェルノ・アルファの「面倒くさくないポイント」はゲート位置である。
巧みなゲート位置はパーツを組み合わせたあとに全く見えない、あるいは目立たなくなっていて、きれいに仕上げるための面倒なことを省けるのだ。


2時間くらいぱちぱち組んでると、そこにはもうチェルノ・アルファが現れる。
この、具体的に大きい感じがプラモデルとしての嬉しさを増している。
作った感じが嬉しくなる。


トータルで3時間くらいだろうか。手の早いひとなら1時間もあれば組めてしまうのだろう。
ちょっと組んでざっと塗装してババっと汚して完成させるなら、それこそ1日あればできるだろう。
スピード勝負のモデラーにも、じっくり作り込み派にもいいキットに見える。


来月予定のジプシーが発売される前に、さっと完成させてしまいたいな。



by kenji_szmr | 2016-12-29 22:35 | diary


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