カテゴリ:toys( 360 )

【完成】PLAMAX JG-01 1/350 チェルノ・アルファ

“ロボットのオモチャ”といえば、やはり硬いプラスチック製のものが好まれるだろう。
それでいて、“組み立てる工程”はロボットを知ることができるとびきりの時間を得られる。
つまり“ロボットのプラモデル”は自分だけのマスターピースを作り上げることができる、最高の趣味といえるだろう。

ロボットに限った話ではないのだが。

『プラマックス 1/350 チェルノ・アルファ』はそんな“とびきりの時間”を与えてくれる傑作キットだと、わたしは評価する。
プラスチックならではの硬いディテール、気の利いたLEDユニットの遊び、無理をしない差し替えパーツによるギミック再現。
そして何より、絶妙なパーツ構成による組み立てやすさと塗りやすさ。

キットがモデラーに与えるストレスを排除し、手を動かす時間が楽しくなるキットだ。

今回はパーツのつなぎ目消しや、後ハメ加工という手間すら省き、とにかく組んで塗って完成させること目標とし、メーカーが提供する「組みやすさ」をモデラーとして「組みやすい」ことを感じ、そして伝えられるように完成させた。
基本的に使用した色は2色、Mr.カラーのロシアングリーン(2)とエンジングレー。それにMr.ウェザリングカラーで汚し、影を書き込み、ポピュラーなエナメルでハゲチョロを描き込む。
キャラクタープラモデルを相手にして、戦車模型のテクニックを利用して仕上げてみた。

深みのあるフィルタリングや、主張すぎないサビ、以下の写真で見て欲しい。

























































秋葉原などの割引店での実売価格は6000円程度で、すこしハードルの高いキットではあるが、こと“組み立てる楽しさ”という天でいえばこれほど「楽しい」といえる設計はそう、ないだろう。
それでいてプラモデルとして絶妙な「作りやすい、色分けがちょうどいい、デカールによる情報量の付加、程度のいいアクション性」があり、『パシフィック・リム』でシビれたボンクラは少し無理をしてでも購入し、組んで、塗って、自分だけのイェーガーを手にして欲しい。
できることならストライカー・エウレカ、コヨーテ・タンゴ、クリムゾン・タイフーンまで発売してほしいものだが、まずはジプシー・デンジャーを楽しむことから始めよう。


by kenji_szmr | 2017-01-17 21:09 | toys

ネクスエッジスタイル [MS UNIT] Zガンダム+ハイパー・メガ・ランチャー

久しぶりにフィギュアを買う。
『NXEDGE STYLE MS UNIT ゼータガンダム』は、わりとこなれてきた『ネクスエッジスタイル』の新製品だ。
独特なデザインと骨太でいてシャープなシルエットが人気のΖガンダムを程よくデフォルメしてかつ、ネクスエッジなディテールがもりもり盛り込まれた傑作フィギュアである。


ウェーブライダーへの変形はできないが、デフォルメされた四肢はしっかり可動する。また、テールバインダーとフライングアーマーのウイングが展開する。
武装はビーム・ライフル、ハイパー・メガ・ランチャー、ビーム・サーベル、ハイパー・メガ・ランチャーに取り付けるロングビームサーベル、シールドが付属。手首はアセンブル済み含めて4種類。
Ζガンダムに必要なパーツは一通り揃っているだろう。


キュっとしまった頭部とそれに重なる肩、末広がりな手首と足首のがいい。
一見アクションフィギュアとは思えないほどすっきりまとまって、ゲーム画面から飛び出してきたようなバランスで立体化されている。
ここ何回かのゲームでは劇場版扱いで登場して、最終ステージまで使えるくらい強くなっているそうだ。


フライングアーマーもディテールもりもり森崎くん。
変形を考慮するストレスから開放されたような開放感が伝わってくる。
まるでスーパーロボットのようだ。


パーツはほとんどがABS製で、硬い手触りが心地いい。腰回りのアーマーはPVC製でぐにゃぐにゃ動くようになっているので、足を動かしたときは軟質パーツを曲げてポーズを固定させる仕組みだ。
美少女フィギュアのスカートでも使われているアイディアだが、いつかベタベタに歪みそうである。
またEDGE PLUSによりエッジを効かせたアレンジが施されているので、アップで見てもタルさがない。本シリーズならではのしゃらくさいアレンジだが、嫌いではない。


スーパーロボットであるからして、こんな力強いアクションポーズでもキャラクターを崩すことがない。
強烈なパンチを繰り出してモビル獣を粉砕するぞ。
これならゲゼもイチコロだろうし、クロノス星で溶岩に飲み込まれることもないだろう。


ビーム・ライフルはスライドギミックもなく、手に持たせるだけだ。
テールバインダーやフライングアーマーにマウントするようなこともできない。シンプルな武装の一つ。


ビーム・サーベルは1本付属。やや強めのピンクで塗装されている。
引き出し式の肩が剣を構えるポーズを引き立てる。


ハイパー・メガ・ランチャーは武器用の握りこぶしとは別に、専用の握り手を使うことでアモンデュールさせた状態で飾れる。
力強く開かれた左手首もEDGE PLUSしている。


握り手はしっかり保持できるので、長物をブン回すようなアクションポーズで固定できる。


握り手を差し替え、フォアグリップを展開すれば両手持ちでハイパー・メガ・ランチャーを構えることができる。


砲身を差し替えればロングビームサーベルになる。


バンダイコレクターズの商品は、シリーズごと、そしてそのシリーズの中でもアタリハズレの差が激しいものだが、今回のΖガンダムは個人的にアタリといえるだろう。
このセット内容と遊びやすさであれば、割引価格3000円以下なら十分に楽しめる。
デスクトップにおいて、ちょっとの時間に動かして遊ぶにはもってこいだろう。



by kenji_szmr | 2016-12-17 16:48 | toys

アルター 1/8 サーニャ&エイラ 水着Ver.

『ブレイブウィッチーズ』の流れで『ストライクウィッチーズ』をまるっこ見直して、ふとしたときにフィギュアも欲しくなってしまい、記念すべきストライカーユニットが付属していないウィッチフィギュア第一弾(らしい)を購入。
ウィッチらしい露出度の高い水着フィギュア、若手二人の仲の良さが丁寧に表現されています。
特にお腹の造型がいいですね。






















by kenji_szmr | 2016-12-10 00:28 | toys

PLAMAX MF-05 minimum factory 1/20 坂本美緒

ちょっと美少女プラモが面白くなってきたので、フィギュアライズバストの仕上げを後回しにしてマックスファクトリーのもっさんのプラモデルを組み立てる。
『PLAMAX minimum factory』はプラモデルとしてリリースされているが、組んだ感触は近年の簡易組立ガレージキットに近い。
各色のパーツをいいあんばいに分けて、付属のデカールでほしい色を補って完成となる。


1/20スケールともなれば、モールドもそこそこだとうと思いきやちゃんと眼帯も立体的である。
これに左目と右眉毛と眼帯の色分けをしたデカールを貼れば、たしかにわかる坂本美緒が出来上がる。
顔のパーツは1cm程度だが、顔の凹凸もアニメっぽいデフォルメと立体感があって、可愛くできている。


美少女部分だけではない。ストライカーユニットもパリっと造型されている。
男の子の好きな要素をバランスよく仕上げたアニメのプラモデルを本当にいい具合で製品化している。
どちらも曖昧にならないシャキっとした姿勢が嬉しい。


20歳のスク水のケツです。


パッケージイラストは描き下ろしでしょうか、バストアップになっていてもったいないのでそこはインストの裏が縦長のポスターになっています。
写真は下半分だけ写しています。
組み立てたあとのインストをお部屋に飾れるうれしい仕様。


で、インスト。
組み立ては1ページで収まるようにまとめられている。
これも組み立てやすさへの配慮だろうか。あるいは本当にガレージキット感覚か。


組み立てに一番うれしいトコ、瞳デカールが5セットもついてる。
実際、失敗して3枚使いました。
眉毛と瞳が糊で繋がってるので貼りやすいです。


Amazonプライムビデオで配信が始まった『勇者警察ジェイデッカー』を流しながら作業して、2時間ちょっとで完成とします。
これは楽しい。
色を塗らずにさっと作れる造型だし、塗装すればもっと良くなることがわかる。


2016年はプラモデル躍進の年であったと思います。
各メーカー新技術、新ラインを展開し、模型業界は輝きを増している。
あるいは、ブローの予兆か。


もっさん作ったノリで宮藤を組み立てながらデカール貼りはじめたら、翼のデカールを失敗して再起不能に。


by kenji_szmr | 2016-12-05 23:01 | toys

フジミ カーモデルEASYシリーズ 1/24 ミゼットII

「す〜いす〜い く〜るく〜る ミゼットII♪」ってCMが印象的だったのと、ほぼ一人乗りの軽トラックという憧れがあり、中学生の頃は「将来はミゼットIIに乗ってモテない大人になろう」と考えたものです。
結局、私が自動車運転免許をとった頃には販売終了しており、中古を買うのもアレだったので結局、いまだミゼットIIを運転したことはない。
もし今後、自動車を買うことになれば・・・と思ったがそれは今日の話しとは無関係で、
フジミ模型から発売されている「1/24 カーES3 ダイハツ ミゼットⅡ」を先月の誕生日にプレゼントしてもらったので、15年前の気持ちを思い出しながら箱を開けてみた。


フジミの『カーモデルEASYシリーズ』は“塗装しなくても見栄えのするモデルをコンセプトとしたキット。”が売り文句で、箱をあければ「ああ、うんすぐ完成しそう」という印象。
とはいえ、キットの中身は以前から販売されているミゼットを流用している。
このパッケージの遊びは「いかにして手軽にプラモデルを作ってもらうかの誘導」といえるだろう。


なんつってもダイナミックなのが、色違いのAランナーが2枚入っている。
色分け再現のために豪快なことをしていて、シャーシはグレー、スペアタイヤカバーは黄色を使うように指示されている。ごっそりパーツがあまる。
あまりこのたとえはしたくないが「バンダイならランナー分けてる」と言いたくなる。もとは「色を塗ってもらう前提で真っ白で成型してたランナー」なのでそこはいいっこなし、むしろこういう発想によって「パッケージ内のパーツだけで十分組めるキット」をアセンブルしているのはスケールモデル専門らしいやり方ではないだろうか。


そのスケールモデルといえば、粘着式シートに貼り付けてあるシールを貼って色分け再現をするというのは珍しいことで、先に書いたとおり「塗ってもらう」が前提だ。
『EASYシリーズ』をイージーにさせているところはここにもあって、窓枠やらオプション類のマーキングまでシールで仕上がるようになっている。
水転写式デカールすらイージーではないというのだ。いや、決してデカールはイージーではないだろう。


そしてさらに「このキットはイージーです」とアピールする“マジックペン”を使った塗装。
プラモデル専用塗料をつかってリアルに仕上げましょうとか、そんな事は言わない。
あくまでも「雰囲気を高めるためにはマジックペンで色をつけてみましょう」とか「シールの色がハゲたらマジックペンで塗ってごまかしてね」という具合にマジックペンを推奨している。




取説で推奨するだけならイージーだが、パッケージでもマジックペンを推すので、モアイージーにキットを宣伝している。
瓶入りの塗料を買うことは、私のように20年以上プラモデルを続けている人間からしたら当然のことだが、案外ハードルが高いというマーケ―ティングがあるのだろう。
だからこその『ガンダムマーカー』もあるのだろうが、これはガンダムではないので、もっと一般的で、どこの家庭にもあるような『マジックペン』を使うのだ。


ここまで「箱開けて色塗らずにそこそこ楽しく作れそうなキットですね」と褒めてますが、中身が10年くらい前から売ってるキットのリパッケージとわかれば、私は持てる技術と娯楽を持ってして、自分が欲しいミゼットIIを組み立てるまでです。
メーカーの誘導するイージーな組立ては多分しません。
本当にすいません。

それにしても、ここ数年はプラモデルが「いかに手軽か」として設計しているトコがありますね。いつ頃かの「究極のキットを作る!」というハードルを上げすぎた反動なのだろうか。
完成度の高いモデルを供給するということは、つまり組み立てが難しい、パーツが多いキットになることであり「あまりやらないひと」を遠ざけてしまうことに繋がるのだろう。だからこそ、だからこその『EASY』であり『艦NEXT』であり『ちび丸』だと、私は見ている。
「簡単にできて満足度が高いものを作る」ことは、それはメーカーサイドとしては難しい選択だろう。

“未完成品をパッケージングして、ユーザーに組み立てさせる製品”という、ホビー業界ならではの難しさだ。
私はせいぜい売るか作るかしかできないので、じゃあどう売ろうか作ろうか、ということを考える。





by kenji_szmr | 2016-11-06 20:58 | toys

【完成】RE/100 ガンダムMk-III

9月下旬に組み始めて、適当に好きな色塗ってデタラメなデカール貼って大満足のRE/100ガンダムMk-IIIが感性。
真っ青なグレーが好きになれなかったので、ガンダムMk-IIを参考に塗装。
デカールはガンダムデカールやベルテクスなどの汎用品を適当貼る。


調色はデタラメなので、もう二度とこの色にできません。
レタッチが箇所があったら死ぬ。
ありませんが。


襟のディテールが気に入ったので白と黄色で塗り分け。
パネルがギチっと詰まった感じがとてもいいですね。
センサー類はクリアグリーンで塗ったけど効果的でないですね。


たくましい背中。
バックパックは便利なメカサフと、一部フレームメタリック。
バインダーはMSファントムグレーでベタ塗り。


遠目に見て情報量増えればいいやと思いながら貼ったデカールも、いい感じですね。
CAUTIONとWARNINGがデタラメに入り交じるガンダム。
左のバインダー、つや消し吹きすぎて白くなってる。死。


キットにはビームライフル、シールド、シールドに取り付けられるビームサーベルが付属。
ライフルの緑は塗り分けが面倒だったのでシールをそのまま貼った。
適度にグリッドグレーを差し込んで立体感を演出。


RE/100シリーズ、今時のHGを大きくしてディテール増やした程度の「組みやすさ」なので、MG化難しそうな解像度のMSをどんどん商品化してほしいですね。
まさかのバウはガッカリですが。いやバウすらMGにならないのか、というのとじゃあいまMGになる基準てなんだろうな、という話しです。
ゲンガオゾとかリグ・シャッコーとか、ナァ。


by kenji_szmr | 2016-11-05 22:07 | toys

HG ガンダムバルバトスルプス

年に一度、いくか行かないかくらいの模型屋から誕生日プレゼントとして、200円✕5枚の割引券が届いた。
500円で1枚使えて、せっかくなので新製品を買ってすぐ組んでみることにした。
HG ガンダムバルバトスルプスだ。


Amazonビデオで『秘密戦隊ゴレンジャー』を5話から15話まで流しつつ組み立て。
シールを貼る部分を適当に塗って、あとでバラす必要がなさそうなところを適当に接着して、適当にウェザリングカラーで汚して完成。
インスタントにプラモを楽しんでみたのだが、これはこれでいいな。以前作成したボバ・フェットのような感触だ。


関節に塗料を流すと脆くなるので、極力遊ばないで立たせて楽しむ。
ガンプラってこういうとき、ただ立たせるだけでも気の利いたポーズがとれるのでいい。
ロボットのデザインとしては変な位置に関節があるのだが、模型的に立たせたときは具合がいいのだ。


Mr.ウェザリングカラーを塗る前にMr.クリアー半光沢をバシっと吹いておいたので、目立つところが割れずに完成できた。
凹モールドを目立たせるようにしてウェザリングカラーを流し拭き取り、最後ちょっとやりすぎなほどにウェザリングマスターでエッジを立たせる。
ガンダムバルバトスはパーツの積層が立体的なので、それを活かすともっとかっこよくなる。気に入った。


プラモは凝り始めるとどうしようもなくていつまで経っても完成しないので、こういうインスタントに作れるように提供されたキットは、とにかくこちらもインスタントに攻めるのが楽しいものだ。
ああでもないこうでもないとやりはじめると、終わらないし次のキットに手を出せない。
ましてや平日の夜にババっと組んで塗ってひとつ完成できるだけでも十分楽しいじゃないか。

ガンプラが組みやすく遊びやすく進化した結果、忙しいサラリーマンのちょっとした息抜きには「じゅうぶんイイモノ」が組み立てて遊べることが魅力の一つになっているだろう。
もちろん、プラモデルの付き合い方はひとそれぞれあるので、キットごとに、モデラーごとに違うやり方があればいいと思う。
気が合わないなら話しかけないでほしい。


by kenji_szmr | 2016-10-05 02:19 | toys

RG シナンジュ


今年春のホビーショーで電撃発表された本キット、赤いパーツ表面のグロス加工。これはもう、間違いなく“シナンジュのリアル”をプラスチックで表現している。
さらに襟や袖のエングレービング風の装飾、単なる兵器としてのMSを戦場で戦わせるだけではない、自らをジオンの象徴たらせる説得力とプレッシャーを与えるデザイン。これをメッキパーツで再現することにより“ホンモノ感”が強調される。
プラスチックモデルキットとしての表現の一つの正解としてこの赤と金の融合がRGシナンジュの目指したリアルだと感じられる。


ゲート配置もよく考えられており、アンダーゲートでなくともパーツ同士が重なったり、組み立てたあとに見えなくなる場所にゲート跡が残るように計算されている。
これにより赤、金のパーツだけでなくシナンジュ全体の曲面と直線が重なった立体的なラインに汚れを出さずに完成させられる。
どうしたことだろうか、パーツを一つ組み上げるたびにすこ嬉しくなる。


装飾を組み立てるにしてもそうだ。金の中の黒、これもすべて別パーツで構成される。
つまりシールを貼ることも、色を塗る必要もない。
徹底的にこのキットはパッケージに含まれたパーツだけでシナンジュになるように作られている。


日常的に模型を趣味としない者からすれば、2000円以上もするキットを買って、作り始めて完成させられない=失敗することはストレスだろう。
その失敗の基準はどこにあるか、例えばパーツを壊してしまった、なくしてしまった、組み立ては上手くいったが塗装に失敗した、デカールが破れた。
理由はさまざまあるが、パッケージの見本どおりに組めないものは失敗となるだろう。

ガンプラはたいてい、パッケージ掲載写真はバリバリのプロモデラーが見本用に丁寧に仕上げていて、むしろキットを組んだだけではパッケージの大半に印刷されている写真どおりに組めないものがほとんどだ。
それすらもストレスになる可能性があるが、RGは少し違って、パッケージ掲載写真はせいぜいトップコートを吹いただけにされている。シナンジュにいたっては、おそらく“何もしていない”写真を使っているだろう。つまり、パッケージの見本どおりのものが出来上がるようになっている。
モデラーの経験値の差で組みあがりに差はできるだろうが、ニッパーとデザインナイフがあればまず完成できる設計だ。

このアプローチをストレートに伝えてわかってもらえることはないかもしれない。
インスト通りに手を動かしているうちにキットがシナンジュに仕上がっていく感動は、MGガンダムAGE-1を組んだ時以来の感動かもしれない。
楽しさは少し違うが、色分け再現と組みやすさを両立させた具合でいえば、シナンジュは相当のモノができあがっている。

たとえばゲート位置の気遣いで、D5・D6のアンダーゲートは本当にうれしい。
たいてい、こういう曲面のパーツは凹み側にゲートが配置されていて、ニッパーで切ったあとにナイフの成型が必要になって、えぐってしまう経験がある。
シナンジュではそこがアンダーゲートになっていて、丁寧に仕上げることができる。

ただし、色を塗らないでいいという解釈は私個人の見解であり、キットをいかに楽しもうがモデラー次第である。
H2ランナーやIランナーはただの黄色と銀色だ。
これを金にしてもいいし、メッキシルバーで仕上げればチラ見せできる場所の情報量があがり、より“リアル”なシナンジュが組めるだろう。

面倒なゲート処理が少ないおかげで、パーツ数の割にサクサク組み立てられるのが最近のRGの特徴だろうか。
いきなりはじめてRGは少しハードルが高いかもしれないが、いいとこ半日あれば素組みはできる。
一日あればシールを貼って遊び倒すこともできるだろうか、個人的にこのシール好きじゃないので貼らずに完成とする。


アドヴァンスドMSジョイントは、ガンダムマーク2やGP01と同じものが使われている。
アニメで初登場したシナンジュ・スタインが連邦っぽいデザインをしているところで考えればまあいいんじゃないですかね。
可動指パーツが四角いのそのままついてるのはイタダケないので捨てましたが。


で、完成させてみるとバックパックの重さに耐えられずに腰が後ろに反る。
つまり、まっすぐ立てない。
アクションベースで浮かせてバランスをとるか、魂ステージ等でバックパックを持ち上げるとか、あとは腰を補強するしかないだろう。


RG全般にいえる特徴だが、パーツが細かくその細かいパーツがあちこち動くので、Aを動かすとBに干渉して具合のいいポーズにならないことが多い。
シナンジュも各スラスターがパカパカ開いてかっこいいのだが、あっち開くとこっち閉じちゃってブン投げたくなるような次第だ。
1/144スケールのMSに組み込める「遊び」としてはやや過剰なのがRGとも言える。


とはいえ、プラスチックモデルキットとして目を見張るものは多く、トータルで評価するのであればプラスが大きいだろう。
最初に書いたとおり「メーカーが提供する“色を塗らなくても完成するプラモデル”」の一つの正解とすれば、これは大正解だ。
キャラクターロボットプラモデルならではの正解だが。


by kenji_szmr | 2016-09-10 20:49 | toys

メカコレクション マジンガーZ をつまみに酒を飲む。

私は80年代中期にうまれて、ロボットが登場するアニメといえば『ガンダム』として育っていますが、小学校あがる頃に『CBキャラ 永井豪ワールド』を見たり、中学生の頃に『スーパーロボット大戦』をやった影響で『マジンガーZ』はだいたい知っています。
とはいえテレビシリーズを全部見るには東映の配信サービスにはいるかお高いDVD-BOXを買わないといけませんから、せめて活躍するオリジンが見たいと思って愛蔵版コミックスを買ったり、レンタルDVDで劇場版を見ました。
マジンガーZが話の主軸となって日本の平和を守る、そんなヒーロー像がしっかりあっていいですね。

日常的に、空気を吸うようにマジンガーZが好きでしょうがないわけではないですが、くびれたドラム缶にスルーッと手足がついたようなデザインに、小池一夫がバシっと決めたフレーズ「くろがねの城」が似合うような立体的な頭部デザインが好きです。
超合金シリーズも、なんどか手にとってみようと考えましたが価格の問題で買うに至らないことが多かったのですが、縁があって2001年(15年前)に発売されたプラモデルが手に入ったのでお酒のつまみにします。
お酒とプラモデルが好きなので。


アルコールのはいった適当な記憶で書きますが、ミレニアム・バンダイ・ホビープロダクツはプラスチックモデルキットに異素材をアッセンブルしてプラモデルとおもちゃの質感の両立を目指していた、そんな雰囲気がありましたね。
1/144ウイングガンダムゼロカスタムの柔らかい羽や、このマジンガーZのゴムみたいな素材の手首がそうですね。
MGゴッドガンダムの手首などもこの素材だったと思います。完成後のロボットの接地性や、パンチの一体成型などメリットがあるようですが再販しにくいデメリットもあるんじゃないでしょうか。よくわかりませんが。


「スライド金型」という言葉と技術を知ったのは、たしか超合金魂『忍者戦士飛影』黒獅子に付属の飛影の鎖帷子のディテールになっている四肢だったとおもいますが、そんなものよりだいぶはやい時期から4方向から抜く金型を使っていたのがこのキットです。
写真は肘のパーツですが、綺麗にバシーっと筒が抜けています。
ロケットパンチを組み込むためのバネを仕込む筒がしっかり造型されているので精度の高い筒が成型されています。


同様に足もすげえ精度の筒で抜かれています。
ここに膝関節仕込んでズボーっと組むようにできているので2001年のバンダイホビーすげえ。
パーツを減らして組み立て安くすることで未来が見えてます。


腿も一体成型なので、筒に関節を突っ込めば空にそびえる鉄の城スーパーロボットができあがるわけです。
けど膝やひじがつるつるなのに腿と腹にへんなディテールが入ってるのはバンダイ・ホビー・プロダクツって感じですね。いらないモールドです。
作るときは殺します。腹はミサイルパンチが飛び出す場所なのでいいかな。腿の変なモールドは消す。


はなしは少しもどりますが、メカコレクションシリーズはマジンガーZの他にゲッター1、グレートマジンガー、ライディーンでラインナップが終了したと記憶しています。
どれもこれもアニメ本編ではストレッチ素材を使用したパンツをはいており、メカニカルな描写よりも生態的な、筋肉に布をかぶせたような動きが印象的にダイナミックアクションをしていると思っています。
メカコレクションシリーズではそんなパーツを分割(MGジムなどに見られるむちゃくちゃな分割パンツ)をせずに、パンツやボディに軟質素材を使用して可動を再現しています。とてもエポックであとに続かない企画です。マジンガーZのブルマが本当にブルマみたいです。股間のパーティングラインがクロッチみたいに見えますねどうでもいいですね。


バンダイといえば多色成型(ドラグナーのシステムインジェクションはすごいですね色を塗りたくなくなりますね)ですが、成型色をどう活かすかまでしっかり考えてツルツルテカテカのブレストファイヤーです。
色を塗らなくてもいい具合にツヤとマットがフィージョンしたマジンガーZのオモチャがてにはいります。
ぜひお遊びください。



そういえばこのキット、発売当時に友人宅にあった完成品(たぶん素組)が猫のオモチャにされていてあちこちに噛み跡があったのは今おもえば『マジンガーZ対暗黒大将軍』みたいでカッコ良かったな。
リアルなダメージ表現だったといえる。
たぶん。


by kenji_szmr | 2016-06-01 23:00 | toys

【完成】RG 1/144 ガンダム試作1号機 ゼフィランサス

3月中旬から作りはじめて、ゆったりペースで完成。
ザクやガンダムマーク2は素組で遊んでみたが、今回は細かいパーツの多いキットの塗装の練習も兼ねて作った。
しかしリアルグレードシリーズはその細かいパーツ分けとそこそこの組み立てやすさと「いじらんでもいいものができる前提」のシリーズだからして、つまりパーツの精度がものすごく高い。

パーツをあわせるダボなんかたいてい広げるか切り落として接着するように加工しておかないと、塗装したパーツを組み合わせた時点でバキバキ割れます。
さらに墨入れのためにエナメル塗料流しこんだらそこからまた砕けます。
こんどもしリアルグレードを塗装して組み立てる気分になったらキモに命じておくことにする。たぶんもうやらないけど。

今回の完成品は基本的にキットのまま組み立てています。
白は色の違うパーツごとに違う色のサーフェイサーを吹いて、さらに使う白もガイアEXホワイトとMr.カラークールホワイトで成型色で再現された“リアル”を再現してみたが、写真ではわかりづらい。
青はガンダムカラーMSライトブルー、赤はガイアブライトレッド、グレーはメカサフヘビーのまま。クリアパーツの緑色は、クリアグリーンをエアブラシで吹き付けるのが面倒だったので、缶スプレーのクリアイエローを吹いたあとにクリアブルーを重ねて緑にしました楽しい。


成形中に床に転がって消えたコアファイターのバーニアは、市販パーツに差し替え。少し迫力が増したので怪我の功名とする。
トサカから生えてるアンテナは形状がリアルじゃなかったので真ん中を0.8mmの真鍮線に変えてもっさり感をへらしました。
ところでこの完成品はD1の31を動かしたらクリッップ部がモゲてしまい、リペアに瞬間接着剤を使ったので二度とコアファイターに変形できません。ウラキもきっと死ぬます。


キットのオプションは両手握りこぶし、両手可動指、左手シールド用グリップ、ビームサーベル、可動指用のアタッチメントがついたビームサーベル、ビームライフル、シールドです。
とても標準的なガンダムの装備をしているガンダムGP01が大好きです。
そしてこの無骨で立体的、それでいて一目みてガンダムとわかるシルエット、さらにガチャガチャしすぎない配色、まさにガンダムですね。


リアルグレードは独自のフレーム機構でなかなか素敵にアクションできる設計になっています。
MSジョイント、そうですねHGガンダムとかリアル武者ガンダムの頃からしたらおおきな技術の進歩があります。ガンプラがオモチャとホビーの合間に存在する独特の味わいがあるのはそこですね。ロボットおもちゃとして遊ぶための可動とプラモデルというホビーの組み立ての楽しさがいい塩梅だと思います。
ガンダムシードみたいなポーズで遊んでしまうのも思考停止です。


シールドは曲がるジョイントを使って両腕にマウントできますが、グリップと一体化した手首パーツを使えば前に突き出して構えることができます。
かっこいいですね。ビームサーベルをランナーから切り離していないのでライフルを持ったままです。
オープニングでビームサーベルを抜いて盾を構えるシーンが好きです。


引いてみるとかっこいいポーズですね。
ガンダムもかっこいいですがかっこいいガンダムを満足できるカッコよさで作って塗って撮影できる俺もいいですね。
最高ですねプラモデル。


今度、リアルグレードシナンジュが発売されるそうですが赤いパーツが表面テカテカで紋章の金色はメッキで再現というので、リアルグレードシリーズの「リアル」とはなにか、キットごとに考えて行くのでしょうね。
ガンダムはお台場の1/1ガンダムを縮小してますし、それに合わせたザクとかズゴックもいいです。
HGUCやMG、PGもそうですがとりあえずラインナップ初期にGP01が入るのはフルバーニアンとある程度流用できるからでしょうか。いいえ全然ランナーもパーツも流用できないからなんでしょうか。好きだからいいですが。



by kenji_szmr | 2016-05-23 23:11 | toys


カメラとニッパー


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