11.02.16

『オデッセイ』を見てきた。
原作は2011年発表の『The Martian』というSF小説だ。
映画についてのインタビューよりも「日本のアニメが好き」という部分がピックアップされる原作者。

以前見た『ゼロ・グラビティ(Gravity)』も宇宙空間トラブル対策ムービーだったが、それとは違うアプローチで極限状態のサバイバルを描いている。
『Gravity』のように90分(体感は120分以上)ずっとスクリーンの中に飛び込んで息をつまらせていたような圧迫感のあるものではない。
ワトニーはタフで明るいインテリだ。

原作者のインタビューにある通り、暗い話ではなくむしろ明るい。
強い奴こそ笑顔は優しい、という根性論ではなく彼は学者なのだ。
知恵があるから生きる手段を考え、実行できる。

「イモが食べたくなる」と聞いていたが、確かにイモが大切な内容であったが、イモは舞台の小道具の一つで映画を見て影響されるべきところではない。
トラブった現場で問題解決をするにはどうするか。
一つ一つ問題を、冷静に、セクションごとに、トラブルにトラブルが重なっても諦めないで「こいつ助けなきゃ」に向けて頭使って行動するしかないのだ。

Twitterで見た感想で「誰もキレない」というものがあって、確かにそうだった。
劇中、怒声がきこえるのは1シーンくらいで、登場人物たちは冷静に問題解決の対応策を考えている。
リアルな仕事の現場でもこうであればどれだけ快適に働けるだろうか。自分はキレるほうなので、また同時に反省もしなければならない。

仕事術に関しては「超音速備忘録」さんで詳しく書かれているので、そちらを見ていただきたいです。
自分はアホなのでこういう文章のまとめ方できません。素晴らしいBLOG力(ちから)です。
[安心してください、生きてますよ。映画『オデッセイ』に見る現場と上司の仕事術。]

邦題『オデッセイ』は個人的に違うんではないか、『The Martian』のほうがカッコイイし率直だろうと考えるが、映画の邦題はたいていズレるので『オデッセイ』でいいよもう。
キャッチコピーの“70億人が、彼の還りを待っている”も、映画を見る限り「そうじゃないだろ」と突っ込みたくなるようにズレているが、こちらは原作を読むとまた違うようだ。
原作も読もう。Kindleあるし。

ところで、自分が見た劇場では親子連れがけっこういました。
お母さんがマット・デイモンファンだったのだろうか。興味ないけど。
子どもは『貝社員』でゲラゲラ笑ってるし、本当にわからない。


by kenji_szmr | 2016-02-11 21:02 | diary


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