23.10.16

ツーリングの基本は「見たい(撮りたい)、食べたい、走りたい」の三原則にあると、私は考えている。
今回のツーリングも同じで、ぼんやりした目的で「沼津に行ってみよう、ついでに名古屋までいけるか」だったのでおおまかに現地に着いてからインターネットで観光地を調べる始末。
それでも三原則は守ることで“旅をした――ッ”という気分を漫喫することはできる。


沼津に行く気になったのは『ラブライブ!サンシャイン!!』が発端で、とくに5話で登場した「びゅうお」はライトアップもあるとなれば、それは夜景を撮りにいかねばなるまいと、オートバイにカメラと三脚とリモートスイッチを積んで出かけることにしたのだ。
千葉から沼津までは、マツダターンパイクを経由してゆっくり走って5時間ちょっとだったか。
ターンパイクできつねうどん食べたのが11時前で、写真撮ったり国道1号を軽く流して、スーパーで「のっぽ」を買って東京に送ったりして昼過ぎには沼津港に到着。


マツダターンパイクの上り坂、CB250Fではちょっとキツい。
そらもう3速でギリギリ登るかーッ!!スピードメーターの速度がとてもそうは思えないーーーッ!!
って気分でぐいぐいじわじわ登って降りて、曲がって繰り返す。もっとパワー・・モアパワーを・・

沼津では港の飯屋でいい感じの鮪頬肉唐揚げ丼を食べて腹を満たし、市場周辺を散策しながら「びゅうお」を撮影する。
天気が良ければ富士山をバックに撮れるようなのだが、あいにくの天気だったので曇り空と麓の山しか見られず。
次、いい機会があれば。










「びゅうお」後、まだまだ日が暮れるまで時間があったので「あわしまマリンパーク」に向かう。
港から30分程度で到着して、ラブライブラッピングされた船に乗って淡島へ上陸。
もしかすると小学生の頃に遊びに来たことがあるかもしれない、淡島。





あわしまマリンパーク、今更Aquas推しで萌えがどうこうとか言うレベルではなく、もとからいたウミウシ擬人化キャラがアレなので、いいんじゃあなかなァ。
船は外装だけでなく、内装もガッツリAquasで、沼津起死回生を狙う何かが見えた。
おじさんは、おっぱいがおっきいアイドルが好きなので曜ちゃんと果南ちゃんが好きですヨ。



アニメのアイドルはさておき、水族館に来たので魚を見ます。
大洗や都内の水族館を見ても思うが、やはり、海に近い場所の水族館は地元の海で捕れる魚や深海魚に強いので、見て楽しい。
閉館時間がすぐで、ちょっと駆け足ぎみに魚やカエル、アザラシとアシカのショー、イルカショーを見てまた沼津に戻る。













沼津駅前のモスバーガーは、微妙に『ラブライブ!サンシャイン!!』を応援して交流ノートを置いたり、窓にタペストリーをはったり、店員さんの制服にAquasメンバーのバッジがついていたりと、ちょっと恥ずかしげにアニメを応援している様子があった。
こういうの、嫌いじゃない。
ちゃんと一眼レフカメラで撮影すればよかったかな。

モスバーガーで一休みして、ふたたび「びゅうお」へ戻る。日が暮れたのでライトアップされていた。
宗谷岬のライトアップで失敗したと感じていたバルブ撮影、今回はリモートスイッチがあるので手ブレを気にせず撮影できた。
カメラもプラモもオートバイも、周辺機材を揃えるこの楽しさ、そして機材をつかって仕上げる作品、これが共通した最高の楽しみだ。





ライトアップとともに市場をひっそり撮影したあとは、駅前のホテルにチェックイン。
それからアーケードに入って「これだ!沼津!!!」みたいなわざとらしいメシを食べたかったがピンとこなくて結局喫茶店でコーヒーとカレーを食べる。
しかし以外、「やば珈琲」の野菜カレーは焦げてカリカリになったブロッコリーが入っていた!!!新しい食感!!!!

「やば珈琲」が名古屋と沼津に店を構えているということで、次の日の「つなぎ」のような気持ちになり軽くテンションあがった。
沼津のビジネスホテルは、6階の一番奥右手の部屋だった。
Wi-Fiがあるので気兼ねなくインターネットできるのもイイね。インフラだ。

ツーリング二日目、ホテルの大雑把な朝食を食べて出発。
今度こそ顔を出してくれた富士山に挨拶しながら国道1号を西へ向かう。
空気も澄んでいて、気持ちのいい朝だ。

適当なところで新東名に乗って、名古屋へ向かってひたはしる。
愛知県の県境あたりで、鳥の糞爆弾をおみまいされる。
ふざけやがって、コーチン食べに来たのに先にクソをもらうとはナ。

高速を降りてから尾張パークウェイに入り、紅葉となだらかなワインディングを楽しんだ。
そしてあっという間に犬山城近くまできて、城にはよらずに桃太郎神社到着。
ちょうど、カカシコンクールをやっていて見事なカオスフィールドが展開されていた。




桃太郎神社は、桃太郎やそのお供、さまざまな鬼が石像になって展示されており、珍宝館も用意されている。
神社のすぐ近くは公園になっていて、カカシコンクールは公園内の催し物だ。
子どももあそんでいたり、ニワトリが草をついばんでいる。




境内も、いわゆる「神社」とは一線を画する雰囲気がある。
石像がそれをそうさせているので、これは写真では伝わらないものかもしれない。
近くのレストランのきしめんと味噌カツはどちらも美味いし、犬山遊園駅近くの「初音ミク」とか「TOKYO2020」とか書いてある変なビルを見るのも含めて、いちど、見に行ってみては。




とくに神社めぐりが好きということではないが、桃太郎神社のあとは大縣神社、田縣神社を見る。
どちらも縁結びや子宝などの、いわゆるそういうところなので、30過ぎて独身だから、ちょっと神様にお願いしたというわけだ。
大縣神社は静かに見て回れたが、田縣神社が観光客が参拝もせず賑やかに珍宝の写真を撮っていて少し落ち着かなかった。




神社のあとはお城・・・と思ったが名古屋城は時間切れで見れず。
仕方がないのでプラモデルで有名な名古屋県庁前の道を流して名古屋駅に向かい、一泊することに。
栄のあたりで、ようやくコーチンにありつく。美味い。



二日目のホテルの部屋は、10階の、やはり一番奥の右手の部屋だった。
変な偶然である。
最上階に大浴場のあるビジネスホテルというのは、稚内でも泊まったがいいものだ。

三日目の朝は、「いかにも!」という感じの喫茶店で小倉トーストを食べたかったのだが開店前だったのでホテル近くのコメダ珈琲で済ませる。
コメダ珈琲の小倉トーストとチキンサンドで腹いっぱいにして、千葉へ向かう。
名古屋高速の下をゆっくり走って豊橋へ向かい、出来る限り下道で帰るつもりだったが蒲郡あたりで飽きて東名に乗る。


浜名湖SAでストレンジャーに「このバイクにまたがって写真を撮ってくれないか」と訊かれ、エンジンかけないならいいかと思い、初めて自分以外の人間をCB250Fに跨がらせる。
足の長さのちがいを痛感し、ノッポはいいないいなと感じた。
ウーロン飲んで、再び走る。

浜名湖から千葉に向かう途中、一時間に一回くらいのペースで休憩を入れた。
シートバッグとウエストバッグの関係で、どうしてもライディングポジションがタンク寄りになってしまい、タマキンが潰れて痛いのだ。
あのシートバッグを使うときはウエストバッグ使わないようにしよう。

股間の痛みをこらえながら東名を走るとき、無意味にタンクを抱えるような姿勢になって走ってみたりした。
そう、それはまるで0.1秒のエクスタシー、マシーンとセックスをしているようなソレだ。
もう気分は草刈正雄である。

なんとか日が暮れる前に千葉に着いて、ライコランドで無くしたインナーグローブの代わりに冬用グローブを書い直す。

三日間の走行距離 904.6km
CB250F総走行距離 6117km


by kenji_szmr | 2016-10-26 21:41 | diary


ダムとバイクとプラモデル。


by Libra Kneji

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